歯科矯正の費用の目安は70万~130万【支払い方法や装置の種類も解説】
歯並びが気になっていて矯正を考えている人
矯正治療したいけど費用はどのくらいかかるのか目安が知りたいな。
装置の種類別の費用は?目立たない装置がいいな。
現金の支払いは厳しいな。現金以外の支払いってできないのかな?
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 矯正治療の費用の目安は70万~130万【矯正装置の種類】
- 小児矯正や部分矯正について
- 選べる支払い方法
この記事を書いている私は、歯科医療従事者で職務歴10年以上の現役歯科助手です。(2020.1現在)かなり専門的な知識が身についているので、ある程度のことはなんでも答えることができると思います。
矯正で歯並びをきれいにしたいけどをしたいけど費用がどれくらいかかるのか心配だと思います。
矯正は自費治療なので歯科医院によって費用が大きく違いますが、少しでも参考になればうれしいです。
矯正治療の費用の目安は70万~130万【矯正装置の種類】
矯正治療に必要な費用は装置以外にもあります。
矯正を始めるにあたって基本的には下記の流れとなります。
初診相談
↓
検査
↓
診断
↓
治療スタート
↓
保定期間
それぞれに費用がかかりますので解説していきます。
初診相談料・検査料・診断料・保定料
✔ 矯正治療前にかかるもの
相談料の目安 : 0~5000円
検査料の目安 : 1万~3万円
診断料の目安 : 1万~3万円
※検査:写真やレントゲン、CT撮影、型取りなどして資料を集めます。
※診断は資料を基にして治療計画(治療方針)を立てます。
✔ 矯正治療後(歯を動かした後)にかかるもの
保定料の目安 : 1万~3万円
※厳密に言うと保定期間(歯が動かないように固定する固定期間)も矯正治療中になります。(上記でいうと矯正治療後としているところです)保定期間の目安は歯を動かした期間と同じくらいと考えておくといいでしょう。
初期費用 : 6万円前後
治療後の費用 : 3万円前後
矯正装置別の料金
✔ 装置の種類
① ラビアル (メタル or セラミック)
ラビアルとは歯の表側につける装置です。さらにラビアルの場合、メタルと目立ちにくいセラミック(もしくはプラスチック)があります。20歳以上の方はほとんどセラミックの白い装置を選んでいます。
② リンガル
リンガルとは歯の裏側につける装置です。装置はメタルです。
表側から見えないので矯正していることはほぼわかりません。
接客業の方が選ぶ方が多かったです。
③ ハーフリンガル
ハーフリンガルとは上の歯の裏側と下の歯の表につける装置です。(上の歯がリンガル、下の歯がラビアル)
笑った時はほとんどの人が上の歯が見えるので装置が見えないようにしたいけど、費用を少しでもおさえたい方におすすめの装置です。
④ マウスピース
マウスピースで歯を動かします。見た目は気づかれにくいです。
食事と歯磨き以外はずっとつけたままになります。22時間以上はつけていなければならず、取り外すことができるのできちんと守れる方でないと歯は動きません。
マウスピースの場合は、適応できない症例もあります。歯科医院によっては抜歯ケースは避けているように思います。(治療期間が長くなるからだと思います。)
✔ 装置の料金
① ラビアル : 70万~100万円
② リンガル : 100万~130万円
③ ハーフリンガル : 80万~110万円
④ マウスピース : 80万~100万円
※ラビアルのメリット : 一番安い、動くのが早い
※リンガルのメリット : 気づかれにくい、前歯が出ている人向き
※歯科医院によってはラビアルのみやリンガルのみのところがあるので初めにしっかり確認を!
月々の調整料(毎回の調整料) or トータルフィー
これまでにかかった費用は
相談料
検査料
診断料
装置料
です。
次は治療が開始されてかかる費用についてです。
✔ 調整料
矯正治療はだいたい1ヶ月に1度の来院が多いです。(治療開始時は2週間に1度の場合もあります)
治療はワイヤーを交換したり、ゴムをつけて動かしたり、力をかけながら動かしていきます。その時に調整料きんとして料金がかかることがあります。月1回の支払い、または毎回の支払いです。歯科医院によって違います。
目安は3000円~1万円です。
メリットは装置料金が低めに設定してあることが多いです。
デメリットは期間が延びるとそれだけ料金がかかり、終わりの予測が難しくなると総額がいくらになるかわかりずらいことです。
10年くらい装置をつけている人もいるようです。この数字は経験豊富な専門の先生からすると考えられない期間だと思います。←私の今までの経験ではそう思っています。
治療期間(歯を動かす期間)は歯を抜かなければ1年前後~2年ほど。抜歯するのであれば3年前後とざっくりですがこのくらいだと思います。
✔ トータルフィー
トータルフィーといって毎回(月々)の支払いはなく、装置料にすべて含まれる制度です。
メリットは矯正期間が長くなっても追加の料金が一切ないことです。
トータルでみると期間が延びても料金は変わらないので安心だと思います。
デメリットは装置の料金が高めに設定されてあることが多いです。
小児矯正や部分矯正について
その他にも子供の矯正や部分的な矯正の気になる費用についてについて紹介します。
小児矯正の費用
費用の目安は 30万~50万
小児矯正とは乳歯がある状態での治療です。
小児で歯並びが治らなかった場合、成人の矯正へ移行します。
小児矯正はⅠ期治療とⅡ期治療があります。
✔ Ⅰ期治療(乳歯・永久歯の混合歯列期)
顎の成長が盛んな時期に成長を誘導して永久歯が並びやすくするようにスペースを確保します。
✔ Ⅱ期治療
Ⅰ期治療できれいに並ばなければ成人のように歯に装置やワイヤーをつけて動かします。費用は追加で発生します。Ⅰ期治療がうまくいっているとⅡ期治療は簡単に済みます。
部分矯正の費用
費用の目安は 30万~50万
部分矯正は限定された症状なので歯科医院で判断してもらってください。
本数や歯のがたつきの程度によっては部分矯正では適応できないことがあります。上の歯だけなのか上下の歯なのかによって料金が変わってきます。
選べる支払い方法
現金
現金一括での支払いが可能です。また、歯科医院によって分割で現金での支払いができる場合がありますが、かなり珍しいと思いますので、一括が難しい場合は下記の他の支払い方法を選んでください。
クレジットカード
ほとんどの歯科医院では自費治療の場合、クレジットカードが使えるところが多くなっているかと思います。
ただし、歯科医院によってはカードの手数料は患者さんの負担の場合がありますので注意しましょう。
デンタルローン
歯科医院によってはデンタルローンが組めることがあります。
60回~100回以上の支払いに分けることができるところもあります。
高額なので一括で厳しい方は月々で考えるとできそうな気がするかもしれません。
装置の費用にもよりますが、
例1)60回で月々1万8000~(ラビアル)
例2)60回で月々2万4000~(リンガル)
100回以上だと月々の出費はもっとおさえることができますね!
回数は60回が多く見る気がします。無理のないようにできるだけ少ない回数を選ぶと無駄な出費をおさえられますよ!
最後に
矯正にかかる費用はどのくらいか、支払いのイメージはできましたか?
あなたに合った装置や支払い方法できれいな歯並びを手に入れましょう!
歯並びがきれいになると確実に自信がつき、笑顔が多くなります。
笑顔は誰から見ても好印象です。
あなたも素敵な笑顔を手に入れてください(^^)/
知識を得て歯を守る!
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