歯がしみる・痛いのは虫歯じゃない?!【知覚過敏】
歯がしみている人、痛い人
虫歯じゃないのにしみるな。
冷たいものがしみるな。
歯磨きするとしみる、痛いな。
こういった悩みにお答えします。
本記事の内容
- 視覚過敏の症状
- 知覚過敏の原因と改善方法
- 知覚過敏の治療方法
この記事を書いている私は、歯科医療従事者で職務歴10年以上の現役歯科助手です。(2020.1現在)かなり専門的な知識が身についているので、ある程度のことはなんでも答えることができると思います。
知覚過敏の症状
✔ 冷たいものがしみる
✔ 熱いものがしみる
✔ 甘いもの・酸っぱいものがしみる
✔ 歯磨きがしみる
知覚過敏の原因と改善方法
原因1 歯ぎしり・食いしばり
✔ 原因
無意識による歯ぎしりや食いしばりによって歯の根元に負荷がかかると歯の根元のエナメル質が粒子として流れでます。
根元のエナメル質が流れでると、くぼんで象牙質が露出します。(歯の根元がエグれてきます)
象牙質が露出すると歯がしみます。
歯ぎしりは寝ている間、食いしばりは寝ている間だけではなく日中も無意識にしていることが多くあります。
✔ 改善方法
寝ているときにマウスピース使用する。
マウスピースは市販でもありますが、歯科医院で作るハードタイプ(硬いタイプ)のものがいいです。
原因2 酸蝕歯(さんしょくし)
✔ 原因
酸蝕歯とは食べ物や飲み物の酸によって溶けている歯のことです。酸っぱい食べ物や飲み物が歯肉付近にたまり、歯を溶かします。
✔ 改善方法
食習慣の見直しが必要です。
酸性が強い食べ物、飲み物を取りすぎると歯が溶けてしまうので食べるタイミング(回数)や量は要注意です。
例えば
フルーツ、炭酸飲料、ワインなどは酸性が強いです。
知覚過敏の治療方法
しみたり、痛みの症状を改善する方法があります。
治療は①~③の順ですすめていきます。
① しみどめを塗る
歯科医院でしみ止めを塗ってもらいます。
これで治ったらラッキーです。
② レジンを詰める
根元にくぼみができていればレジンを詰めてしみているところをおおいます。
ただし、くぼんだところを詰めてもまた外れることがあります。理由は根元に力がかかっているので詰めたものはたわむことがないのでポロっと外れます。
③ 神経を取る
痛みが治まらない場合、最終手段として神経を取る処置をします。
ただし、神経を取ると歯の寿命は著しく低下するので、生活に支障があるくらいの我慢できない痛みの場合のみです。
④ 知覚過敏用の歯磨き粉を使う
シュミテクトのような知覚過敏用の歯磨き粉を使うとしみるのがなおることがあります。
しかし、使用をやめると再度しみてくるので使い続けることをおすすめします。
最後に
知覚過敏は自然によくなることはあまりないので、しみたり痛みが気になる場合は歯科医院で診てもらってください。まずは、しみ止めを塗ってもらったり、シュミテクトで治るか試してみてはいかがでしょうか?
知識を得て歯を守る!
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