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元歯科助手による歯について専門的な知識を情報発信するブログです。

ホワイトニング 【手順・種類・効果・注意事項・白くなるメカニズムについて解説】

 

 

 歯の色が黄ばんでいる人

ホワイトニングで歯を白くしたいな~。
そもそもホワイトニングってどういうことするの?
ホワイトニングしたらどれくらいもつの?

 

 

 

こういった疑問にお答えします。

 

 

本記事の内容

       
  • ホワイトニングで歯が白くなるメカニズム
  •    
  • ホワイトニングの種類
  •    
  • 歯科医院でのホワイトニングの手順
  •    
  • ホワイトニングの効果・注意事項
  •   

  

 

この記事を書いている私は、歯科医療従事者で職務歴10年以上の現役歯科助手です。(2020.1現在)かなり専門的な知識が身についているので、ある程度のことはなんでも答えることができると思います。

 

 

ホワイトニングで歯が白くなるメカニズム

 

歯の構造  

歯の構造は3層構造です。

歯の表面からエナメル質、象牙質、神経。

ホワイトニングは歯の表面のエナメル質に作用 します。

  

 

ホワイトニング剤の成分

成分は30~35%程度の過酸化水素または過酸化尿素です。

※オフィスホワイトニング:過酸化水素

※ホームホワイトニング:過酸化尿素(酸化することによって過酸化水素になるので過酸化水素と同じ作用です) 

 

 

なぜ白くなるのか

 1. 歯のエナメル質の内部に色素が多く黄ばんで見えます。 

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2.  過酸化水素をエナメル質に塗布すると徐々に内部までしみ込んでいき、色素と結びつきます。

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 3.  熱を加えると過酸化水素が酸素と水素に分解され酸素が無色透明に分解します。

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ホワイトニングの種類(それぞれのメリット・デメリット)

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オフィスホワイトニング

歯科医院で施術してもらうホワイトニングです。 

 

✔ メリット

・効果が早く感じられる

・お任せでしてもらえる(自分する手間がない)

  

✔ デメリット

・歯科医院に通院しないといけない

・1回につき1時間以上は診療室に横になったまま  

 

 

ホームホワイトニング

自宅で自分で行うホワイトニングです。

 

✔ メリット

・オフィスホワイトニングより白くなりやすい

・自分のペースで自宅にいながらできる

・ホワイトニングジェルを購入すれば、いつでもホワイトニングを再開できる

・透明感のある自然な白さになる

・色の後戻りがしにくい

  

✔ デメリット

・効果を感じるまでに2週間以上かかる

・毎日約2時間続けるのが面倒

 

 

一番早く白くなる方法

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する。(これをデュアルホワイトニングといいます)

オフィスホワイトニングを週に1度、自宅ではホームホワイトニングを毎日するとより効果が早く、白くなります。

 

 

 

歯科医院でのホワイトニングの手順

 

カウンセリング

まず、歯科医院にいってカウンセリングを受けます。

ホワイトニングをする前にお口の中のチェックをしたり、

ホワイトニングの種類や料金、ホワイトニングをする流れなど注意事項の説明を受けます。

 

 

歯石取り・クリーニング

歯石やクリーニングをして歯の表面についている汚れを落とします。

歯石や汚れがついているとその部分が白くならず、まだらに白くなってしまいます。

 

 

ホワイトニング

✔ オフィスホワイトニングの場合

1日目:1回目の施術

 

↓  1週間あける

 

2日目:2回目の施術

 

↓  1週間あける

 

3日目:3回目の施術

 

※どのくらい白くするかによって回数が変わります。

 

 

 ✔ ホームホワイトニングの場合

1日目:ホワイトニングトレーの型取り

 

↓  数日空ける

 

2日目:ホワイトニングトレーやホワイトニングジェルの受け取り

     使用方法や注意事項などの説明

     この日から自宅でホワイトニング開始できます

 

↓  次の日

   

3日目:自宅でホワイトニング (毎日続ける)

※好みの白さになるまで続ける。ホワイトニングジェルがなくなったら購入できます。

 

 

 

ホワイトニングの効果・注意事項

 

ホワイトニングの効果・持続期間

ホワイトニングの効果は個人差がありますが、実際に患者さんをみていると今のところみなさん1段階は白くなっています。続けることによってさらに白くなっています。(白さには人それぞれ限界値があります。)

白さは3ヶ月~1年 ほどです。日ごろの喫煙や飲食、定期メンテナンスによって持続期間は変わります。(喫煙者やコーヒーをよく飲んでいるかたなどは持続期間は短くなります。)

リタッチ(定期的な再ホワイトニング)をすることによって白さを保つことができます。

 

 

注意事項

✔ ホワイトニングができない人

   虫歯がある(治療後はOK)

   歯周病になっている(治療後はOK)

   妊婦・授乳中の方

   無カタラーゼ症の方

 

✔ 効果が期待できない人

   神経がない歯

   テトラサイクリン

 

✔ ホワイトニングをする時の注意事項

  • ホワイトニング期間中(とくにホワイトニング後24時間)は食事や飲み物に制限があります。タバコは禁煙です。
  • 詰め物や被せ物にはホワイトニングの効果がありません。
  • 知覚過敏になることがあります。(時間がたつとおさまりますが、しみたり痛みがあるときは中断してください)
  • ホワイトスポットがより白くなって目立ちます

 

 

 

最後に

 

自分の歯の色で悩んでいる方はぜひ、ホワイトニングを試してみてください(^^)/

歯が白くなると自分に自信がついて、仕事やプライベートもより充実した日々がおくれると思います。

私が見たなかでは今のところ患者さんは必ず白くなっているので市販のものでするよりは確実で歯を傷めることなく安全にできます。

興味のある方は歯科医院にホワイトニングの予約をしてカウンセリングをうけてみてくださいね!